睡眠の基礎知識
枕といえば睡眠との関わりなしでは話すことができないでしょう。快眠できる枕は大変重要なものですが、「眠り」そのものについて、少し説明しておくことにします。
そもそもなぜ私達は眠らなければならないのかですが、これは昼間活動することでエネルギーは消費され、脳は過熱し、身体も歪んでくる事に対して、夜間に眠ることがそのエネルギーを回復させるのに有効だからです。
これによって脳の過熱を冷まし、ホルモン、免疫物質、成長ホルモンが身体を修復していきます。このように実に重要な「眠り」なのですが、同じ眠りでも良い眠りと悪い眠りという差が出るのです。
眠れるなら枕も何でもいいと言う人も結構いるのですが、これは明らかに認識違いであり、眠りの質が悪いと日常生活に支障が出るようになり、普段の家庭生活もギスギスしたものになりがちです。
その他にも病気の原因にもなりやすく、社会生活全体に影響します。これに対して正しい眠りなら心を豊かにして、深い眠りは自然治癒力も高めてくれますから、質のいい眠りを是非してもらいたいものです。睡眠にはリズムがあり、約90分周期で深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。
これは最初の眠りによって睡眠の質が大きく変わるようです。又、生理現象として体温の低下や、発汗、ホルモン分泌などの生理現象が起こるのですが、これを正しく導くことが睡眠の質を良くするポイントとなっているようです。
ただ睡眠環境については残念なことに、普段他人の目にふれない寝具類は軽視されがちなのが実態です。関心のある人も少なく、ただ気持ちがいいからという理由だけで寝具類を選ぶことも多いようですが、中でも枕は寝ている時の姿勢に大きく影響しているのです。